『別府地獄めぐり』を定期観光バスで!|“見て・食べて・浸かって・遊ぶ” 楽しい地獄のオススメオンパレード
まさにテッパン!な観光地「べっぷ地獄めぐり」
別府といえば、言わずと知れた温泉観光地。
温泉もたくさん入りたいし、鳥天、地獄蒸し、新鮮な魚介、個性豊かなおいしいものもいっぱい食べたい!
それももちろん、ちゃんと満喫してください。
でも…あともうひとつ、何か忘れてはいませんか?
それは、「地獄」!
「別府八湯」と呼ばれるほど、地域ごとに特色のある温泉が湧く別府。
その温泉の恵みで生まれた観光コース「べっぷ地獄めぐり」を忘れてはいけません。
地獄をぐるりと巡る便利な「地獄めぐり遊覧バス」
「海地獄」「血の池地獄」などなど。
たくさんの地獄がありますが、それらを一気に巡れるのが亀の井バスの「別府地獄めぐり」バスツアー!
バスガイドの発祥「亀の井バス」
昭和3年、創業者の油屋熊八さんが、別府観光の目玉として「地獄めぐり遊覧バス」の運行を始めました。
そこに、観光案内をする役目として同乗した少女車掌が、日本初のバスガイド。
バスガイドさんは、「地獄めぐり遊覧バス」で誕生したんですね。
当時、日本初のバスガイドを乗せた観光バスは爆発的な人気を博したそうです。
それでは、地獄めぐり専用の青鬼くんバスで行く「7つの地獄をめぐる定期観光バス」のご紹介です!
青鬼くんバスに乗って、いざ出発ー!
最初にやって来たのは、美しい「海地獄」!
足湯も温泉もある「鬼石坊主地獄」
アミューズメントパークのような「かまど地獄」
係りの人が実際に見せてくれる、「タバコの煙の実演」も必見!
まるで地獄の上に雲ができるように、モワモワッと水蒸気ができる様子は、まるで手品みたいなんですよ。
中には、肌にいい高温のお湯の蒸気や、飲む温泉などがある“極楽”エリアや、足湯につかりながら、温泉たまごなどの食事を楽しめたりする場所も。歩きながらいろんな地獄や極楽を楽しめて、まるで地獄のアミューズメントパークのようなんです。
ワニ、ワニ、ワニ!!ワニがいっぱい「鬼山地獄」
実はここ、大正12年に、日本で最初に温泉熱を利用してワニの飼育を始めた場所でもあるんです。
このワニの剥製は?
開業と同じ大正12年に生まれ、生後3カ月からここで育てられたボルネオ産のクロコダイル種「イチロウ」は、平成8年まで生きた長寿ワニ。いまでも剥製となって、その大きくて立派な姿を見せてくれています。
このイチロウという名前は、同じ年生まれで大分県佐伯市出身の漫画家、富永一朗さんから命名されたんだそう。
日本で一番古い天然の地獄、「血の池地獄」
この色!
「血の池地獄」と言われるとなんだかちょっと恐ろしい気も …。
この赤い色の理由は、自然に化学反応を起こした酸化鉄や酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥が、地層から噴出して堆積しているんだそう。
日本最古の天然の地獄でもあり、「豊後風土記」(733年)にも「赤湯泉」と紹介されています。
販売している専用売り場も、歴史が感じられる建物なんです。
そうそう。
ここでは、鬼のベンチがあったり、自動販売機が鬼のパンツを履いていたり、気になる風景がいくつもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
迫力ある「間欠泉」を間近で見られる!
別府市指定天然記念物の「間欠泉」を間近でみることができる「龍巻地獄」までしっかり楽しんだら、青鬼バスに乗ってバスセンターへ。
約3時間、充実の地獄めぐりを満喫しました。撮影スポットも食を楽しめるスポットもたくさんあって、地獄ってかなり楽しい!
べっぷ地獄めぐり、実は極楽な観光スポットでしたー。
乗り場や予約の方法など
■■■亀の井バス 北浜センター■■■
・住所:大分県別府市北浜2-10-4
・電話:0977-23-5170
・営業時間:8:00~18:30
・休:なし
・HP:http://www.kamenoibus.com
・アクセス (亀の井バスセンター)
JR別府駅から徒歩約7分、九州自動車道「別府IC」から車で約15分
■■定期観光バス「別府地獄めぐり」(地獄をめぐるバスツアー。7つの地獄の入場券込み)■■
料金:大人4,000円、中学生3,000円、小人1,950円(2023年4月1日改定)
ポイント:
・7つの地獄の入場券がセットになったお得なコースです。
・昭和初期当時の七五調の名調子でバスガイドがご案内します。
・コバルトブルーの「海地獄」や真っ赤な「血の池地獄」など、写真映えスポットが満載です。
※事前予約が必要で、「北浜バスセンター」か「JR別府駅」からの乗車になります。
■■■べっぷ地獄めぐり(別府地獄組合)■■■
・住所:別府市鉄輪559-1
・電話:0977-66-1577
・休:なし
・HP:http://www.beppu-jigoku.com/
※この記事は、2018年10月の情報です。