中世から近世の歴史遺産や文化が数多く残る臼杵市は、「町興し」でなく「町残し」という精神が根付いています。
国宝鑑賞、400年来の商店街、そして有機野菜の食事。極上の臼杵に出会えます。
古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われています。
その規模と数量、また彫刻の質の高さにおいて、日本を代表する石仏群であり、平成7年には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州で初めて国宝に指定されました。
石仏群は4群に分かれ、地名によって、ホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、同第2群、山王山石仏、古園石仏と名づけられました。それぞれに、傑作秀作ぞろいであり、悠久の時を見つめる表情豊かな御仏の姿は、みる者の心にやすらぎをあたえてくれます。
6月〜7月にかけては石仏公園内の蓮畑で、きれいな蓮の華が楽しめます。
また、近くの満月寺にある仁王像はとてもユーモラスな形で可愛いです。
(2020.7)