大分県杵築市南杵築193-1
個人:一般150円、小・中学生80円
【共通券(他に杵築城、大原邸、きつき城下町資料館など)使えます】
9:30~17:00(最終入場は16:30)
12月29日〜1月3日
無料10台
JR杵築駅→国東観光バスまたは大分交通バス杵築バスターミナル行きで約10分、終点下車、徒歩12分
一松邸は、杵築市の初代名誉市民となった一松定吉氏の邸宅で昭和32年に杵築市に寄贈され、その後は「一松会館」として市民の憩いの場として開放されていた。その後、市庁舎の移転に伴って杵築城と海を臨む絶景の場所(現在地)に移築されたもの。
一松氏は現在の豊後高田市にあたる美和村の出身。
杵築藩の剣術や槍術の指南役であった一松家の家督を継ぐ養子として入り、その後法曹界で活躍したあと政界に入り、第一次吉田内閣で逓信大臣、以降国務、厚生、建設各大臣を歴任。
その邸宅は、松の柾目の一枚板を敷いた縁側、格天井(ごうてんじょう)を客人用のトイレに施し、戸袋を減らすために雨戸を直角に回転させる工夫を施した「回り戸」は機能的で合理的な技術は現在でも十分に通用する。
(2020.12)