大分県竹田市大字竹田寺町
JR豊肥本線 豊後竹田 から 徒歩10分
十六羅漢のある石段を登り終えて、右手に愛染堂左手に向かうと円通閣があります。
この円通閣は、藩校由学館の教授であった儒学者・唐橋君山(からはしくんざん)のために、岡藩八代藩主・中川久貞(なかがわひささだ)が天明4(1784)年に建設しました。唐橋君山は藩主の命により『豊後国志』の編纂にあたっていたものの、中途で病没し、その後を弟子であった田能村竹田(たのむらちくでん)らが引き継いで完成させたと言われています。
また、この建物は中国蘇州の寒山寺楼門を模したとされています。