自然に恵まれた大分県ですが、実は“アート”に関するスポットもたくさんあります。
中でも、制作体験ができたり、直接触れたりできるアートはとっても人気!
肌で感じるアート旅を楽しんでみませんか。
大分県で唯一、経済産業省から伝統的工芸品に指定されている「別府竹細工」。
その歴史や技法の解説と、緻密で優雅な個性を持つ作品を多数展示している施設です。
室町時代に行商用のかご生産と共に市場が整備され、江戸時代に入ると湯治客が使用する台所用品が盛んに生産されるようになりました。これは土産品としても好評で、市場は次第に拡大し、地場産業として定着していきました。
また、近年は、花器やオブジェなど美術工芸品としてそのデザイン性が高く評価されており、海外にもマーケットが広がっています。
施設内では、竹鈴(500円)、花籠(2000円)の製作ができる体験学習も行っています。(要事前予約)
2018年3月には「SHOP&CAFE」を増設し、竹製品の購入やコーヒーなどを楽しむこともできます。
(2020.10)
2022年3月19日に別府市流川通りから別府タワー内に移転オープンした『別府アートミュージアム』。
北野武、片岡鶴太郎、美空ひばり、尾崎豊など錚々たる有名人たちの作品を中心に、サルバドール・ダリやパブロ・ピカソといった世界的に有名な画家たちのリトグラフや原画などを展示しています。
また絵画のほか、書や彫刻、古美術といった作品の数々も所狭しと並べられており、まるで迷路のような空間の中、美術・芸術作品巡りが楽しめます。
貴重な作品の数々にも関わらず、撮影OKという気軽さや、画家になりきって撮影できるインスタ映えスポットなどもあり、さながら“観光美術館”といった雰囲気です。
(2022.3)
大分県立美術館(OPAM)は「出会いと五感のミュージアム」をコンセプトに、大分市の中心部に立地する街に開かれた美術館です。
大分の伝統工芸である竹工芸をイメージさせる外観の建物は、世界的建築家・坂 茂氏の設計によるもの。
様々な「出会い」をテーマとした企画展と、大分にゆかりのある作家を中心とした約5000点の収蔵作品から厳選したコレクション展を開催しています。
また全身で美術を楽しむためのユニークな教育普及事業として、ワークショップなどを開催するほか、学校などでのアウトリーチプログラムも数多く行っています。
フリースペースにはガラス張りの開放的なアトリウム空間が広がり、誰もが気軽にアートと触れ合える展示作品やカフェ、ミュージアムショップなどが併設されています。
(2024.1)