昔懐かしいスタイルの酒蔵や、九州で唯一残る扇形機関庫、江戸時代の町割りが残る風景、静かな町並みに響く、唐臼の音・・・。
なんだかタイムスリップしたような、ノスタルジックな雰囲気に浸れる旅をお楽しみください。
“酒は八鹿ー♪”というCMで大分県民にはおなじみの八鹿酒造。清酒から麦焼酎、かぼすを使ったリキュールまで様々な酒を製造しており、県内の飲食店ではほとんどの店が同酒造元の銘柄を取り揃えています。
八鹿酒造は、元治元年(1864年)に創業し、当時は「舟来屋」という屋号で呼ばれていました。八鹿製品がそろう「舟来蔵」では、店主が酒をつぎ分ける量り売りと角うちといった昔懐かしい酒屋のスタイルで、できたての八鹿の清酒や焼酎、八鹿漬などの試飲・試食を楽しむことができます。
希望すれば、麦の香りが漂う焼酎蔵や瓶づめ工場を見学することができます。
* 見学は事前予約が必要です。
旧国鉄久大線を走るSLの格納庫として建てられ、現存する扇型機関庫としては九州唯一の近代化産業遺産です。SLが間近で見られるほか、すぐ近くには水戸岡鋭治氏デザインのミュージアムもあります。
(2023.3)
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この機関区には、扇形コンクリート造りの蒸気機関車の機関庫があり、その規模は九州では唯一の鉄道遺産と言われています。
1934年(昭和9年)11月に久大線全線開通と同時に完成しました。
以来、戦前、戦後を通じて、九州の発展を支えた久大線の「拠点」として存在し、1970年(昭和45年)に鉄道のディーゼル化により、機関庫は廃止され現在に至ります。
戦時中は米軍戦闘機による機銃掃射を受け現在でもその悲惨な爪跡が残っている貴重な近代文化遺産です。