ロッジきよかわ　テントサウナ体験

豊かな緑と澄んだ川が自慢の豊後大野市。このエリアで近年、サウナが盛り上がりつつあるのをご存知ですか？ 「“自然”と“サウナ”ってどんな関係があるの？」という疑問が湧く方もいらっしゃるかと思いますが、実はおおいに関係アリなんです！

サウナの本場・フィンランドでは湖のほとりなどにサウナ小屋が建てられ、サウナでじっくり温まった後に湖へ飛び込む！というのが流儀。豊後大野には綺麗な川が豊富にあること、そして県指定有形民俗文化財でもある「辻河原石風呂」のような「蒸し風呂文化」が古くから伝わっていたことから、有志が「豊後大野市をサウナの聖地に」と一念発起、『ゲストハウス LAMP豊後大野』や『カフェ パラム』など、サウナ施設が今年に入って続々オープンしているのです。中でも“テントサウナ”はその名の通り、テント式のサウナなので持ち運びができ、アウトドアとして楽しむ人も増えてきています。

テントサウナを体験するには、前日までに予約が必要です。1グループ5名まで対応可能で、スタッフがテントに入ってやり方を教えてくれます。初心者も安心ですね。日帰りは1名1500円、宿泊者は1000円で体験可能です。

 

まずは受付へ。予約している旨を伝えると、テントサウナへ案内されます。水着・サンダル・タオルは基本的に持参なのでご注意を！ 「水着はちょっと…」という方は、濡れてもいい服装でもOKとのこと。

テントの中は薄暗く、サウナ特有の蒸し暑さがあります。見た目はテントそのもの、だけど中がサウナって不思議な感じ…テント内の温度がだんだん上がっていき、90℃ほどまで上昇。今度はロウリュ（サウナストーンに水をかけて、テント内の湿度を上げていくこと）をします。

この日の水はカボス果汁入り。ストーンに水をかけると、あっという間に湿度が上がり全身から汗が噴き出します！ 湿度が高くなるので、スーパー銭湯や温泉施設などによくあるドライサウナほど息苦しくないのも特徴です。汗をかく感覚が気持ちいい。

テント内でじっくり汗を出すこと約10分。「もう限界…！」という頃にスタッフ・江副さんの「じゃあ、そろそろ出ましょうか」という声。待ってました！ 熱い時は、無理せずスタッフに伝えましょう。

テントから一目散に川へ。さっきは冷たそうだと思っていたのに、今は入りたくてしょうがない！ とはいえ、いきなり冷水に入るのは危険なので、足から手、腕、体と、徐々に水をかけて慣らしましょう。

そしていよいよ川へ！ 水に体を沈めると、体の火照りがクールダウンされて気持ちいい…！ サウナに入った後だと、夏は特に川の温度をさほど冷たく感じません。

 

3分ほど浸かったら、川から上がって体を拭き、「外気浴」を。5分ほど休憩して体をリセットしましょう。

「テントサウナを体験したいという人が最近は増えてきましたが、これからもっとたくさんの方々に体験していただきたいです。今後はカボスのアロマオイルを開発してロウリュ水にブレンドしたりして、大分ならではの楽しみ方を提案していけたら」と代表・江副雄貴さん（写真右）とスタッフ・大久保洸我さん。

DATA
住所：豊後大野市清川町宇田枝158
電話：0974-35-3601
営業時間：10:00～18:00
料金：1500円（2時間、3セット）※前日までに要予約、1グループ5名まで。宿泊者は1000円
休：不定
P：30台
HP：http://sato-no-tabi.jp/lodge-kiyokawa/
アクセス：中九州横断道路大野ICから車で約20分、千歳ICから車で約30分

そして帰りには、すぐ近くにある『カフェ パラム』でひんやりスイーツを。

夏にピッタリの韓国のかき氷「ヌンコッピンス」がいただけます（写真は「ヌンコッピンス メロンスペシャル」1500円）。ふわっとした食感で、果肉たっぷりのトッピングも◎！ 清流を眺めながら、テラスでひと息…心身ともに安らぐはずですよ。こちらにもサウナ『Tuuli Tuuli』があるので、入ってみたいという方はオーナーの小野さんに尋ねてみて。

DATA
住所：豊後大野市清川町三玉1699-2
電話：090-4340-2906
営業時間：11:00～17:00　※夜は予約のみ営業
休：不定
P：10台
アクセス：中九州横断道路大野ICから車で約20分、千歳ICから車で約30分


■この記事は2020年8月の情報です。

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