子連れ旅にオススメの別府湾(大分・別府)コース|旅ライターが行く!『五感温泉で楽しむ大分の温泉〜味覚編〜』
大分県は、温泉の源泉数・湧出量ともに日本一!
しかも「大分に行けば、世界中にある温泉地に行ったのと同じ」といわれるほど泉質が豊富。
そんな日本一の温泉地が提案する新たな温泉の楽しみ方“五感温泉”。
「視る」「聴く」「触れる」「香る」「味わう」の五感を使って温泉を楽しむコツをご紹介します。
五感を開放させて入浴すれば、“気持ちイイ〜!”だけじゃない温泉の新たな魅力に出会えるはず!?。
氏家 加奈子
九州内の温泉&観光地を取材し続けて20年超!
中でも公私ともに最も多く旅している県は、温泉も自然も魅力的な大分県です。
人気温泉地“別府”を目指して、親子でのんびりドライブ♪
今回は、宮崎市内から別府へ!
宮崎市内から別府までは、東九州自動車道を利用して約3時間。
その前に、この日は別府へ向かう途中にある水族館に立寄りました。
東九州自動車道“大分IC”で降りて国道10号に出たら、別府湾を右手に見ながら約20分で最初の目的地「うみたまご」へ到着!
朝一番に訪れた「うみたまご」!
水族館の目玉といえば、ショー!
うみたまごでは、およそ30分間隔でいろんなショーやアトラクションを開催。
あらかじめ時間をチェックして、朝一番から順番に制覇することにしました。
まずは「大回遊水槽のおさかな解説」。
水槽の目の前の床に座りながら、えさやりの様子などを間近で見るので、自分も海中にいるような気分です。
次のショーは「うみたまパフォーマンス」。
いきなり目の前に現れたのは、大きなトドたち。
一挙に4頭ものトドの芸を間近で見るのは初めて!
想像を裏切る軽やかな身のこなしから目が離せません。
続いて、横綱級!のセイウチが登場。
脂肪をたっぷりたくわえた愛嬌のある体型と、その巨体を揺らして繰り出すワザにみんな大笑い!
希望者はセイウチとキスができたり、最後は誰でも体にタッチできたり。内容充実のショーでした。
キッズコーナーもあり、海の生き物をモチーフにした楽しい遊具がたくさん!
見てばかりだと飽きるので、途中ここで遊ばせておくと、その後の展示やショーもご機嫌で見てくれそうです。
続いて、じーっと見つめ合っているのはアゴヒゲアザラシ。
なんだか人間みたいな表情に、思わず釘付け!
最後の目的はイルカのパフォーマンス。
水しぶきがかかる近さで見られる観覧席は定員20人ほど。
少し早めに行ったので、ギリギリ座れました!
「クク」「ジジ」「ララ」の3頭が立て続けにジャーーーンプ!
近さのせいか、これまでに見たどんなイルカショーよりも大迫力。子どもも大興奮でした。
うみたまごは、子どもとゆっくり見て回るのにちょうどいい広さとつくり。
コーナーが変わるたび、生き物はもちろん、展示方法やデザインまで変化するので、見ていて飽きないんです。
(写真は「うみたまホール」)
住所:大分県大分市大字神崎字ウト3078-22
電話番号:097-534-1010
営業時間:9:00~18:00(11月〜2月は17:00まで。GWなどは営業時間延長あり)※入館は閉館30分前まで
定休日:なし(年2回ほどメンテナンスの為休館)
公式HP:https://www.umitamago.jp/
さて、いよいよ人気温泉地「別府」の温泉を“味覚”で楽しむ
山あい、路地裏、海辺…あちこちで勢いよく温泉が湧き出すパワフルな別府で入浴だけなんてもったいない。
温泉の威力でおいしさがUPしたグルメまで、親子で欲張ってきました!
野菜もおいしくなる地獄蒸しランチ!「里の駅かんなわ 蒸de喜屋」
今回のランチは、そんな温泉噴気を利用して作る地獄蒸し料理。
観光客でも気軽に本格地獄蒸しを味わえる「蒸de喜屋」へ行ってみました。
地獄蒸しは、油や火を使うことなく、どんな食材もおいしくしてくれる魔法の調理器具。
昔から鉄輪の湯治宿はどこも「地獄釜」を備え、何連泊もする宿泊客は自ら、いろんな食材を蒸して食べていたのだとか。
今日は、お店おすすめの野菜盛り「ヘルシーセット」を注文。
地獄蒸し釜に入れて15〜20分。色鮮やかにできあがり!
野菜だけでは物足りないので、県内産の鹿肉を使ったわっぱ飯も注文。
ちなみに、店内品はお店の方が上手に蒸しあげてくれます。
足湯に浸かりながら食事できるカウンター席もあります。
普段は野菜をほとんど食べない娘も、今日は蒸し野菜をパクパク。
素材本来の味がおいしいらしく、食が進みます。
地獄蒸しレストランだけでなく、隣接する店舗ではいろんなおみやげも販売。
住所:大分県別府市鉄輪北中1組
電話番号:0977-66-1233
営業時間:8:00~21:00
定休日:なし
公式HP:http://www.satonoeki-kannawa.jp
地獄の隣は極楽湯!「鬼石の湯」
別府の地獄めぐりの中で、唯一、浸かれる地獄とも言われている鬼石の湯があるのは「鬼石坊主地獄」の敷地内。
灰色の泥がぽこぽこと沸騰する坊主地獄とは打って変わって、温泉はほのかに緑がかった、とろーりなめらかな湯!
男女別の大浴場と家族湯が5室あります。
緑の木々に囲まれた露天風呂もあります。
こちらはひのき造りの男湯。女湯の方は岩風呂です。
なんと、露天風呂の脇の階段を登ると展望風呂が!
まさに極楽気分に浸れ、ついつい長湯してしまいそうになります。
子連れにうれしい家族風呂も5室あります。
脱衣所が広めなのもありがたい。
湯の注ぎ口のすぐ横には水道の蛇口もついているので、子どもにちょうどいい湯加減に調節することもできました。
ロビーの一面は眺めのいいカウンター席になっていて、プリンやアイス、飲み物などを買って休憩もOK!窓からは坊主地獄を見下ろせます。
ちなみに、灰色の熱泥がポコポコと沸騰する様子が、まるで坊主の頭みたい、というのが名前の由来。
なんとこの泥湯、99℃もあるんだとか!
住所:大分県別府市大字鉄輪559-1
電話番号:0977-27-6656
営業時間:10:00〜22:00(受付は家族風呂21:00まで、大浴場21:30まで)
定休日:第一火曜
公式HP:http://oniishi.com/
大人も大好き!「岡本屋売店」のプリン
この一言は、子どもだけでなく、大人にとってもワクワクしてしまう魔法の言葉!
それが「岡本屋」のプリンならなおさらです。
古くから「湯の花」製造で知られる明礬温泉にある旅館「岡本屋」が営む売店が、30年前から作り続けている地獄蒸しプリン。
その人気は年々増していて、これ目当てに駐車場待ちの列ができるほど!
お昼時にはランチ客でも賑わう岡本屋売店。
とり天やうどん、地獄蒸したまごサンドイッチも人気で、店内のほか、屋外席でも食事ができます。
プリンはイートインも持ち帰りもOK。
いつもスタンダードな地獄蒸しプリンだけなので、今日はプリンを使った「地獄パフェ」も購入!
ココア氷やソフトクリーム入りでボリューム満点でした!
そして、こちらが定番の地獄蒸しプリン。
あっという間に食べ終わるので、行列店ですが、お客の回転は早いです!
住所:大分県別府市明礬3組
電話番号:0977-66-3228
営業時間:8:30~18:30(LO 17:30)
定休日:なし
公式HP:http://www.jigoku-prin.com/shop/
おわりに・・・
いかがでしたか?
今回の旅で、誰と訪れても緊張せずに楽しめるのが別府の良さだなーと改めて実感。
温泉・食・レジャー、どれも温泉天国・別府ならではのスポットで、すべて距離的に近いから回りやすいのもポイント!
別府親子旅の、まさに黄金ルートですよ〜!
※この記事は2019年2月末日時点の情報です。内容・価格等変更になる場合があります。