「農泊」とは「農村民泊」を略した言葉で、日本では大分の安心院町から始まりました。ホームステイをするように農山漁村の民家に泊まって、地元の人たちとのふれあいや、日常的な暮らしを体験することができます。夫婦や家族で営むところが多く、どの家庭も個性豊かでおもてなし上手。まるで親戚の家がもうひとつ増えたような感覚で、「ただいま!」「いってきます!」という挨拶が自然と口に出るような、アットホームで温かい雰囲気を味わえます。
明るく元気な笑顔で迎え入れてくれる農泊のファミリー。農泊では基本的に“お客さん扱い”はナシ。お父さんと一緒に畑や庭で晩ごはんに使う野菜やハーブを採りに行ったり、台所で料理をするお母さんのお手伝いをしたり。山で獲れた猪の肉、もぎたての柚子、季節の野菜の漬物、手づくりの味噌などなど、季節に合ったわが家自慢の手料理に舌鼓を打ちながら、親戚の集まりのように団らんを楽しみます。最近では、海外からもたくさんの観光客が訪れるそうです。